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2010年5月20日 (木)

リサイタルにあたって

日々、リサイタルに向けて調整しています。

どんな演奏がしたいか、というと、そうですね〜、究極のところは、作曲家がうかびあがってくる演奏とでもいうんでしょうか、そういうのを目指しています。

惹き付けるためにいろんな演奏のテクニックというものもありますが、やはり演奏家を通して、その作品の美しさが、出てこないと、と思っています。

世の中には奇をてらったような派手な演奏や、おもしろおかしくしてみせる演奏もありますけど、私にとってはそういうのはブッブ〜〜×です。

昔、ポゴレリチの演奏会で大泣きしたことがありました。
アンコールの曲、ショパンの前奏曲、嬰ハ短調 作品45を聴いて、まるで、ショパンに会ったような印象と深い感動を覚えたものでした。
ショパンの哀しさに触れ、帰りの電車の中でも涙がとまらず、30分くらい泣き通しでした。
ショパンの作品は華やかなものもありますけど、根底には孤独や哀しみがあり、そこに深い感動を覚えます。

そんな作曲家の心の内を表現できたらと日々練習を重ねています。

演奏者うんぬんは背後に隠れて、作品の素晴らしさが伝われば、と思っています。

ですから、よく指が動くわね〜とか、よく覚えられるわね〜なんていう一般的な賛辞は、むしろ不成功を意味するわけですね〜。
メシアンを弾く訳じゃあるまいし。

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