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2010年6月 8日 (火)

なぜ2台のピアノを弾いたか

近くの楽器店に「怪獣のバラード」の楽譜を探し求めて行ったところ、店員さんに挨拶されてしまいました。「この間のリサイタル、行きました〜。どうして2台のピアノを弾いたんですか?」

かなり多くの方からこの質問を受けました。
5月18日のブログ、「ピアノお見合い」にも書きましたけど、まあ、こういう一晩で2台なんてことは滅多にないことですね。

大体日本のホールには、スタインウェイとヤマハがおいてあることが多いです。
ベーゼンドルファーも時々、見かけますが、私はスタインウェイの方がオールマイティだと思っています。
だからと言ってベーゼンドルファーが好きではないという意味ではありません。
よいベーゼンで弾くとシューベルトや、モーツアルトなど、えも言われぬ素晴らしい音楽が紡ぎだされることがあります。より、室内的で親密な感じです。

楽器は同じメーカーでも1台1台違います。
作られた年代によっても、弾かれ方(使われ方)によっても、調律師の手入れによっても、違ってきます。
ですから、その時のその楽器と仲良しになることはとっても大事なことです。
2台弾くと使用料もかかってしまいますが、最高の演奏を目指すには不安要素をなるべく減らして臨みたいものです。

たまたま、今回、ドビュッシーをスタインウェイで弾くより、ベーゼンドルファーで弾いた方がより、細かい陰影が付けられたから、ショパンを弾きながらインスピレーションが、より湧いたから、ベーゼンドルファーを選びました。

しかし、音の多い、シューマンでは、やはりスタインウェイの方がよいように思えたので、変えた訳です。

せっかく前半でピアノに慣れてきて、そのまま、後半にいきたいところですが、そこで、リスクを負ってもやはりスタインウェイを弾きました。
ですから、少々シューマンの出だしは、ピアノをさぐっている感がありましたね。

ひとつのコンサートで2台の違いを聞くことはあまりないことでしょう。
興味深かったことと思います。

それはそうと、ノバホールのベーゼンドルファーはもっと弾かれてよい楽器だと思います。
ずっと倉庫に眠ったままなんて、なんてかわいそうなんでしょう。

ちなみに、冒頭の話、「怪獣のバラード」は、子どもが、7月の教会の音楽祭で歌うんですって。
伴奏は私・・。

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