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2011年8月

2011年8月31日 (水)

すごいピアノ

今度のリサイタル(9/6つくば公演)で、弾くピアノで練習のため、タカギクラヴィアさんへ出掛けました。
リサイタルでは、こちらの1912年製のニューヨークスタインウェイを運んでいただくことになっています。
きょうは、プログラム全体を通して弾いてみました。

改めて、この楽器のすごさに驚嘆。
一生懸命に力を入れて頑張っていたところが、無理なく、力強い音で鳴ってくれるので楽に弾けます。

一番効果を感じたのはメトネル。
奥行きを出したい曲にはピッタリです。

普通、4つの音からなる和音を強打するとグチャっとなってよく聞こえないものですが、このピアノは違う。1つ1つの音が輪郭をもって聞こえるのです。

さすが、どんなオーケストラの中でも埋もれない音を出せるという、協奏曲の演奏会で使われているピアノだというだけのことはあります。

目の悪い人が眼鏡をかけて急に人の顔がはっきりみえるみたいに、ひとつひとつの音がクッキリ。
かといって、はっきりした音ばかりでもありません。
タッチの反応も何種類もあり、いろんな音がでるのです。

それだけ、こちらにこういう音というイメージがあれば、応えてくれますが、そうでないと、コントロールは難しいでしょう。

こういう楽器には今、あまりお目にかかれなくなっています。
新品がいいと思っていらっしゃる方、多いかもしれませんが、違うんですよ〜。

どこが違うんでしょうね〜。

つくば公演をご予約のお客様、きっとひと味違った音色をご披露できることと思いますので、どうぞお楽しみに!

おまけ、タカギクラヴィアにオープンしたカフェで、おいしいマジョラムカレーを食べて帰りました。
こちらも素晴らしいお味。さすが一流品ばかり取り扱っているお店ですね。

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こちらにいらしてくださると今日発売の私のCDも聴けるみたいです。
CDは、私のHPからも申し込めます。ちょっとお得ですよ。
ちなみにCDは、ハンブルグスタインウェイでの録音です。

2011年8月30日 (火)

夏休みの終わり

夏休みももうすぐ終わり。

宿題が終わっていない子供に、「宿題終わった」「早くやりなさい」の毎日です。
ソファーに寝そべり、クッションを足でポンポンしている姿を見ると、キ〜〜〜っとなります。
そんな気分のまま、レッスン室に入って、MozartのK.545のあの、かわいらしいソナタの練習なんてできっこありません!!!!
ああ、どうしたらよいのだ〜〜?

きょうはまた、お友達がお客さんになってくれ、自宅にてリハーサル。
メトネルは今回、初めてなので、なかなか苦労しているのですが、どうも皆さんには受けが良いようです。

リハーサル(通し練習?)をこれまで2度、したのですが、もう一度、聴いてみたい!と皆さんが、おっしゃるのです。
苦労していますが、プログラムに入れてよかったかな、と思っています。

名曲ばかりのプログラムもよいけれど、知らない作品を聴くって楽しいもんですね。

リサイタルも来週に迫ってきました。

チケットまだの方、お早めにお知らせ下さい。(当日券もあります。)

2011年8月25日 (木)

音楽会にでかけるということ

今時の子供は、今時の若者は、今時の学生は・・・・な〜んていうような年になってしまった。

あるマネジメントのHさんから聴いた話。

「昔は音楽大学でも先生が弾くとなると、学生は興味津々で、尊敬の念をもって聴きにいくのが当たり前だった。

しかし、今、youtubeなどで手軽に、ただ!で、聴きたいものを一瞬にして手にいれられる時代となり、学生たちは、先生が弾こうが、フ〜ン、てなもんで、興味もそれほどなく、先生に対する尊敬の念さえも薄れているかのように思える。

演奏会にでかけない子が増えています。」

確かに手軽にいろんな演奏がきけるようになった。
youtubeでのいろんな演奏家の映像は参考にもなるし、勉強にもなる。
私もよく見る。

でも、本当の生の舞台に接するのは、やはり違う、と私は思う。
本当によかったなぁと思った演奏会では、帰り道に1時間かかっても、その道々よかったな〜とずっと思い続けながら帰る。

若い人たちには、時には、コンピューターの前で音楽をわかった気にならないで、音楽界に出掛けていき、空気を体感し、生の演奏に接してほしいと思う。

10分の映像を次々と見るのでなく、じっくりと1時間半、ゆったり座って音楽を楽しむことをしたいものですね。

2011年8月20日 (土)

手のかかったものに心は動く

つくばアルスホールで行われた「第48回つくば朝のコンサート」にきのう、大雨の中、出掛けてきました。
受け取ったプログラムをご紹介します。

とっても手のかかったもので、素敵だったのです。

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A4の紙が折り畳まれています。
開ける時に、なぜか、ワクワク。お手紙をもらった気分です。


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更に開くと、

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このプログラムは毎回、フルーティストの末吉千枝子さんが作っていらっしゃるそうです。
手書きなので、とっても温かみがあります。

楽譜の一節が載っていたり、作曲家の写真があったり、本当に隅から隅まで読むのが楽しくなってしまいます。

手のかかったものは、人の心に届くのですね。

私も作ってみようかとも思いましたが、多分だめなのが、わかります。
手書きでこんなに読みやすく書けないし、レイアウトなど、センスよくまとめるのは、これ、才能ですね!

大雨でしたが、お客さんもいっぱいで、楽しいコンサートでした。
出演者全員が女性でしたので、ものすごい女性パワーでした。

ありがとうございました。

2011年8月17日 (水)

音楽の聖書

断捨離の本を読み、少しばかり机周りを片付けていたら、ずっと前に大切にしまった記憶のある紙切れが出て来た。
シモン・ゴールドベルクの本、講義録が発売されるというお知らせの紙。

出たら買おうっかな?と思っていたもの。
もうとっくに出ている。
早速アマゾンで購入。

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著者のゴールドベルク・山根美代子先生は、私がこれまでに出会った中でも特級の知性と感性の魅力的な方だった。その山根先生と晩年を過ごしたゴールドベルクさん。
山根先生は、ゴールドベルク氏の教えを後世に残そうと、尽力されていた。
この本には、それがたくさん、詰まっている。

山根先生も大変なユーモアの持ち主だったが、パっと開いたページに面白い事が書いてあった。
ゴールドベルク氏はまるで野球には興味がなかったらしい。

テレビのニュースで野球が映っていて、ホームランに満場興奮の場面に、「あんな変な所に球が飛んでいってしまったのに、みなが喜ぶのはどうしてなんだろう?」とゴールドベルクさんは不思議がっていたというのだ。実におかしい。

この本の中には「箴言」という章があり、素晴らしい音楽上の教えが詰まっている。
真の音楽家を目指す人、必読の書。

断捨離には、まだほど遠いが、机周りは少しはすっきりした。
本を買って物が増えたが、これは宝物だ。

2011年8月10日 (水)

ショパンのノクターン

8月末に出る新譜CDカンティレーナの中から、You tubeで
ショパンのノクターンをご紹介しています。

短いのでぜひ、ご覧下さいね!
私の大好きなパリの風景にのせてみました。
実際のCDの音は多分もう少々よいと思います。

2011年8月 9日 (火)

ピアノ選定

きょうは、猛暑。
そんな中、久しぶりに母と東京へ出掛けました。

まず最初は、9月のリサイタルの舞台衣装の生地選び。
浅草の生地やさんに行きました。

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案外、地味な色の生地を選んでしまったので、これから母の試行錯誤が、始まる模様です・・・。
あ、私の衣装は母が作るんです。
しかし、私も年をとったのでかわいらしい色は着れなくなりましたね。
生地選びは、音がしない素材か、遠目にみてよいか、プログラムの雰囲気に合うか、を考えながらしますが、なかなか難しいです。

お次はピアノ選び。
実は、9月の6日のつくば公演には、タカギクラヴィアさんの所有のピアノを持ち込むのです。
きょうは、タカギクラヴィアさんを訪れ、4台あった中から1台を選ばせていただきました。


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選んだのは、1912年製のニューヨークスタインウェイです。
きのうコンチェルト公演を終えて、神戸から帰って来たばかりだとか。

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このピアノはゴージャスな強い響きを出せる楽器です。
でも、弾きこなすのは大変な部分もある、と高木さん。
ノバホールに持ち込んだらどんなことになるのか、ドキドキです。

タカギクラヴィアでは、なんとカフェをオープンして、高木社長こだわりの「おいしいもの」を提供してくださっています。
きょうは、粉雪のようなかき氷のあと、話題になっているマジョラムのカレーを一口だけ味見させていただきました。
私は、食いしん坊ですが、美食家ではないので、味がわかるかな?と心配でしたが、「こんな味、初めて〜」と感激してしまいました。
味が複雑なんです。すごく手間ひまかけて作っているそうです。
いや、ここで作っているのではなく、カレーマスターが作った物を、秩父まで取りにいっているとか・・・。えらく経費がかかっています。
でも、また、ぜひぜひ食べたいと思います。

コンサート情報 米川幸余ピアノリサイタル
9/6 (火)13時開演 つくばノバホール 2000円
9/10(土)19時開演 東京文化会館小ホール 3500円

2011年8月 5日 (金)

やっぱり大変

名古屋でのチャリティーコンサートに出演させていただきました。

昼前に自宅を出発。

まずは、夏休みで家族連れの多い東京駅で、思わず、衝動買いをしてしまいました。
今、ピアノの練習がなかったら、ぜひやってみたい、「断捨離」の本。

読めばますます、やりたくなってくるけど、でも、やっぱり簡単にはいかなそうだな〜。
誰か、欲しい人がもらってくれるといいんですけどね〜、不要品。

さて、電気文化会館はずっと前にいったことがありますが、勿論、楽器のことなど覚えていません。

不確定要素が大きければ大きいほど、現地にいってから対処する、ということが多くなるので、いきの新幹線では、今からいろいろ考えても仕方ないし、とまあ、リラックスしていました。

時折、外を眺めてみます。
富士山の周りはものすごい入道雲が、モクモク・・・。

浜松を過ぎる頃は、昔、中島先生がよくこちらでレッスンしてくださったことや、駅前の会館を借りて会場練習したことがあったな〜と懐かしく思い出されました。

ほどなく名古屋につき、会場に向かいました。湿気が多く、ムシムシします。
リハーサルは約30分。きょうは私だけでなく、複数のグループが弾きます。

弾くことになるピアノは、あんまり、魅力的ではなさそう・・・。
今時のスタインウェイは、あまり、魅力がなく、弾きながらインスピレーション湧くような楽器はお目にかからなくなってしまいました。

でも、これで、弾かなくてはなりませんので、弱音や、ソフトペダルなど、いろいろチェックしながら、リハーサルをしました。

調律師さんが、「ピアノ、大丈夫ですか?」と声をかけてはくださいましたが、なんとも答えられんでしょう。
複数のピアニストが弾く中、私がああして、こうして、とも言えないし、大丈夫です(o^-^o)と言って、あとは、なんとか自分が責任を追うしかありません。

私の出番は最後でしたので、その後、控え室でずっとおとなしく、リハーサルの録音を聴いたり、楽譜をみたりして過ごしました。
ちょっと腹ごしらえもしてね。

他の方々の演奏は聴けずじまい。
他の方はアンサンブルなので、楽譜も見れるし、一人じゃないし、いいよね〜〜。

そしてついにやってきました私の出番。
舞台そでにくる頃には、緊張は極度に高まります。

何度やっても、どうしてこう緊張するんだろう・・・と思います。
手も冷たくなり、出番を終えた友人に手を温めてもらったり、背中に手をおいてもらったり。
「なんでこんな思いしながら、こういうことやっているんだろうか」と憂鬱な気もちがわき上がってきますが、やるしかない・・・・。
全く、いやになっちゃう・・・。

舞台では最善を尽くすべくいろいろ考えながら弾きます。
音楽は本当に不思議なもの。
時間がポロポロと指先からこぼれて消えていくようです。
けっして何も捕まえることができない。どんどん消えていってしまうんです。
うまくいったことも、うまくいかなかったことも。

大きく崩れることはありませんでしたが、でも、やった〜という達成感も全くなしに、時間は終わります。

このあと、誰かから少しでもポジティヴな感想を聞けたら、それが、私の心のエネルギーとなります。
何も、聞けなかったら、きっともう弾く気にはなれないでしょう。

演奏するって本当に大変・・・・。
あと、何回できるかな。

チャリティーの収益は、皆様のご協力の元、かなり集まりまして、被災地にいくらかを送ることができそうです。(会計ではないので、はっきりした金額はまだ知らされてはないのですが・・)

微々たるものでも、少しでも、お役にたてたらと思います。

コンサート後は、興奮と終演後の食事で満腹で、明け方まで寝付けない私でした。

コンサートにおいでいただきましたお客様、ありがとうございました!

主催の同志の皆様、お疲れさまでした!

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2011年8月 3日 (水)

あす名古屋

facebookをしているうちに、こちらはご無沙汰となってしまいました。 o(_ _)oペコッ

きのうは、本番を前に、超不調でしたが、きょうはさすがにあすに備えての最終練習をしました。

移動して、本番というのは、久しぶりなので、どうなりますことやら。

facebookでは、不調、と書き込むとお友達が、励ましたり、祈ったりしてくれます・・。
心強いです。

すべては想念から・・・・。よいことを思おう!

あすは、チャリティーコンサートです。皆様、お祈り下さい。

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