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2012年7月13日 (金)

曲を知っている方がより楽しいクラシック

自分の経験からして、クラシックは曲を知っていた方が、演奏会で聴く時に楽しみが倍増すると思います。
私自身、この間、ラ・フォルネ・ジュルネで、初めてラフマニノフのピアノ協奏曲第4番を生で聴いたのですが、前もって曲を何度か聴いておけばよかった〜と反省したものでした。

それだけ、クラシックは、奥も深いし、聴けば聴くほどその曲の魅力もわかってくるし、一回でわかろうとする方が、無理な話です。
勿論、初めて聴いた時の印象のインパクトが強く、テーマが、頭の中でぐるぐる回ることもあります。
でも、何度もかみしめて、100回聴いてようやくわかる曲もある・・。

さて、今回は、今、準備中の曲の話です。
8月10日に、演奏会でフォーレの作品を取り上げます。

演奏会情報はこちら

プログラムの中のピアノ五重奏曲第2番は、知らない曲でした。
練習を進めてきた今となっては、どうしてこの曲を知らなかったのかな〜と思うのですが、シューマンやブラームスの五重奏曲に比べ、演奏される機会も少ないようですし、残念ながら今まで聴く機会がなかったのです。

この曲はフォーレの晩年の作品で、ものの本によると、その頃フォーレは、難聴に苦しんでいたとのことです。それも、わずかにきこえる音が非常に狂ってきこえたらしい。それは、高い音や、低い音に対して特にいちじるしく、2度とか3度とかの差をもってきこえてきたと伝えられています。
なんということでしょう!!

譜読みをしていて感じたのは、転調の美しさで知られるフォーレですから、予測のつかないハっとさせられる転調が多いのは承知ですが、私の頭では理解不能な和音進行、何調の何度かが、よくわからないところもたくさんあるということでした。そういうところは、この聴覚障害が影響しているのかもしれません。
音階にしても、規則的に並んでおらず、ここは、全音、ここは、半音、といちいち確認しなくてはなりません。それも、走り回る速さで弾くには、いくら楽譜を見ているからといっても、ある程度覚えないと弾けないものです。苦労しました。

しかし、ようやく音楽が流れるようになってきて、このフォーレの世界には、やはり驚嘆します。

フォーレが弟への手紙で「私にとって芸術、とりわけ音楽とは、可能な限り人間をいまある現実から引き上げてくれるものなのだ。」と書いています。

この曲を弾くと、癒されますね。
特に、第1楽章と第3楽章。

第4楽章については、今ひとつな感がありますが、なんと、文献の中に「ケックランはフォーレがいつもフィナーレにおいて失敗している。と言っている。」というくだりを見つけた時に、はは〜ん、となんだか合点してしまいました。他の楽章があまりに素晴らしいということもあるでしょう。

いろいろ書きましたが、コンサートに来る母が予習をしたいので、CDないかと聞いてきました。

いくつかご紹介します。

706
ピアノ五重奏曲第1番、第2番、ピアノ四重奏曲第1番、ドリー、他 ティッサン=ヴァランタン、ORTF四重奏団、ピュイグ=ロジェ(2CD)
昔の録音のようですが、素晴らしいの一言。


374
室内楽作品全集 カプソン兄弟、ダルベルト、アンゲリッシュ、エベーヌ四重奏団(5CD限定盤)
こちらは、内容も充実していますが、あまりの安さにびっくりしたCD。5枚入ってこんなに安くていいんでしょうか?


955

ピアノ四重奏曲第1番、第2番 ピアノ五重奏曲第1番、第2番 ロジェ(p)イザイ四重奏団(2CD)

937

ピアノ四重奏曲集、ピアノ五重奏曲集 ユボー(p)ヴィア・ノヴァ四重奏団、ナヴァラ(vc)、他(2CD)

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CDで名演奏を聴いたから、もう演奏会にはいかなくても・・・なんてお考えにならないでくださいまし。

メンバーは、今年3月まで大阪フォルの首席コンサートマスターで務めていらしたカリスマ的ヴァイオリニスト、長原幸太さん、
そして、チェロの渡部氏が、間違いなく日本のトップクラス、と高く評価する、ヴィオラの鈴木康浩さん、
初めての共演を楽しみにしている、同じ女性である読売交響楽団の首席第2ヴァイオリン奏者の赤池瑞枝さん。
そして、古くから共演を重ねているチェロの渡部玄一さんは、この五重奏曲への意欲満々でいらっしゃいます。
私もパワー全開で立ち向かわなければ!と勉強に余念のない毎日です。

CDでは味わえない、生演奏をどうぞお楽しみに!

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