音楽

2020年3月29日 (日)

セシリア国際コンクール

コロナ感染が拡大する中、もう何をどう考えたら良いのやら・・・。

娘の引っ越しは行われました。

予め引っ越しの日取りが3通り決められていて、その中で一番遅い日を選びました。

その2日後、セシリア国際コンクールが都内で開かれました。

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実は私は伴奏を頼まれていたのですが、本当に開催されるのだろうか・・・・と最後まで落ち着かない心持ちでした。

でも伴奏者ですからコンクールが行われる、そしてコンテスタントが受ける、というならば行かないわけにはいきません・・・。

コロナ対策で密室や密集を避けるため控室が準備されなかったので、着替えもなし。

夜8時すぎの出番だったのですが頭が回らないと迷惑をかけるかもと思い、おにぎりを買い、なんとホールの外で腹ごしらえしました。

居場所がないのでね、外にいる方がまだ良いし、もうこうなったらなんでもあり!

コンクールは観客もなしで、審査員の先生方がバラバラと離れて座っていらっしゃいました。

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コンテスタントは演奏が終わったら即退散。

ピアノはぺらぺらの今時の楽器でホールも残響が少なく私自身はあまり良くは弾けませんでしたが、それでも伴奏をさせていただいた沼田聡さんの5位入賞は嬉しく思います。

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東京に来ないで、人と集まらないで、という自粛を求められる中、東京にきて演奏・・・となってしまい気持ちが落ち着きません。

2020年2月22日 (土)

短大卒業演奏会♪

きょうは上野学園大学短期大学部の卒業演奏会でした。

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私の実技担当だった佐々さんも演奏者に選ばれました!

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佐々さんは一般大学を卒業後、アルバイトでお金をためてピアノを学びたいと社会人枠で入学してきた学生さんです。

短大は普通2年ですが長期履修制度の利用で、3年間の学びとなりました。

毎回レッスンでコツコツと積み上げてきたものが実を結び、きょうは試験の時よりもさらに音楽に幅がでていましたし、盛り上がるところでは精一杯の大きな表現に挑んでいました。

伸びたなぁと胸の奥がじんとなりました。

演奏会後、楽屋に訪ねて行ったところ晴々とした笑顔を見せてくれましたが、なんと!お手紙とお洒落なチョコレートを私に用意してくださっていたのでした。

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この3年でますますピアノが好きになったとのこと、嬉しいです。

これからも音楽が生きる糧となりますように。

2020年2月16日 (日)

ポゴレリッチ@サントリーH

イーヴォ・ポゴレリッチの演奏会に行きました。

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twitterで情報を得ていたので、ポゴレリッチの練習風景?を聴くべく開場とほぼ同時に会場に入りました。

ポロンポロンとピアノが聞こえてきます。

私服姿のポゴレリッチが舞台上でリハーサルを行っているのでした。

どんな風に彼の頭の中が動いているのか、とっても興味深かった。

ショパンの舟歌の右手の細かく動くパッセージ、何度も繰り返していました。

そんなに繰り返すの?というくらい執拗に。

ベートーヴェンの16分音符はスタカートでゆっくり。

全体的に音は小さくしての確認のように感じられました。

帽子を被り、赤いマフラー巻いて、ズボンはグレーでダボダボ。

開演10分前になって舞台袖から女の方が呼びにいらっしゃいました。

ポゴレリッチはゆったりした足取りで袖に引っ込んで行きました。

時間となり会場アナウンスが男性の声であり「英語の場内アナウンスはポゴレリッチさんです」の後に、なんと!ポゴレリッチさんのお声で「Wellcome・・・・Please enjoy!」とアナウンスがありました。びっくり。

そしてポゴレリッチ登場です。

譜面をたてて、譜めくりの男性が横に座ります。

バッハが始まりました。

最初の連打からなぜか音が二重に聞こえるような感じで、その響き具合に違和感を持ちました。

私の席は舞台上のピアノのお尻の延長上にある二階席。

ポゴレリッチのお顔が見えます。

舞台の反響なのか、もしやPAでも使ってる?ということも頭をかすめました。
(先日、オケのソリストでPA使うことありますよ、と弦楽器の方から聞いたのでした)

あと、左手と右手を微妙にずらして弾いているので、打点が1回でなく二回に聞こえるのか・・・すごく不思議な音響でした。

席のせいかもしれませんが、これもポゴレリッチマジックのひとつなのでしょうか?

音楽はまるで10本の指がポリフォニックに動く時、まるで10人いるのかと思うほどの引き分け、
音色の違いは神業です!
強弱の奥行きはある伴奏部分は隣の部屋(いや、ホールの舞台袖の奥の方とでもいいましょうか)から聞こえてくるのかと思うほどでした。

先が読めない演奏でもあります。

こうくるかな、というのが全然わからない。

普段は大体、こうくるな、というのがわかる演奏が多い、そこでピタッとくると納得させられて共感を覚えるものです。

ポゴレリッチは何か私の知らない言語で話すような感じとでもいいましょうか。

すごいことをやっているというのはわかる。

天才です。

アンコールはなし。

丁寧に四方にお辞儀をされてゆっくりとした足取りで舞台袖に消えていかれました。

一言で言うと凄かった〜、なのですが、それを伝える語彙力も文章力も持ち合わせていないのでもう遅いし、これでおしまい。

2020年2月12日 (水)

ポルトガルの国際コンクール

上野学園大学の卒業生で今はグラーツに留学中の井澤美雲さん、ポルトガルの国際コンクールで1位に入ったと連絡をいただきました。

おめでとうを言いたくて、初めて海外にFBの電話を利用してかけてみたところ、ちゃんときれいに繋がりました。

FIGUEIRA DA FOZ INTERNATIONALというコンクールだそうですが、なんと読むのかなあ?

井澤さんは上野学園の演奏家コースに在学中に私のクラスでした。

元々やる気のある生徒さんでしたが、一時期落ち込んで、レッスンも休みがちに。。。。

その時は本当に心配しました。

でも卒業試験では最後に頑張りをみせ、優秀な成績で卒業されました。

在学中コンチェルトオーディションにも受かって下野竜也氏指揮の元、ベートーヴェンの5番のコンチェルトを演奏しました。
今回のポルトガルでは卒業試験で取り組んだ4番のコンチェルトを本選で演奏したのだそうです。

一緒に勉強した思い出深い曲でその曲で優勝できたことは喜びもひとしおのようです。

ものすごく厳しいことを言ったこともあったので、その彼女がこうして朗報を知らせてくれてとても嬉しいです。

夏の帰国で成長ぶりを聞かせてほしいと願っています。

写真は2017年の卒業式の時のもの。美人さんです❗

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2020年2月11日 (火)

試演会終了

今日は祝日ですが特別開講日で、受け持ちの授業、伴奏法の試演会を行いました。

9人の声楽科の学生さんの助演を得て24名の学生さんたちが、ロマン派 シューマン、ブラームス、R.シュトラウスの歌曲を一曲ずつ演奏しました。

共演は音楽がひとつに同調することが大切。

1+1=2

ではなく

1/2+1/2=ひとつ

みたいな感じでしょうか。

相手に配慮しながら、聴きながら弾くということを学ぶよい機会だったと思います。

歌の学生さんは院生中心なのでお兄さん、お姉さん。

先輩から後輩にたくさんのアドヴァイスを聞くことができました。

1年生は若いので吸収力もあってすぐに反応して変わってくれた、という感想もありました。

他にアドヴァイスとしては

•曲をよく知るために自分でも歌ってみてほしい。

•他の音源をたくさん聴く、歌手によって表現は大きく変わるので色々な歌い方があることを知ってほしい。

などなど。

とても頼もしく素敵な歌手陣でした。

今日はこの試演会だけでしたのでデパ地下でカレーを食べて新幹線に飛び乗りました。

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2020年2月 6日 (木)

暗譜のコツ

曲を弾いていて、似たような(同じような)ところがあって次が違うところ、要注意ですね。

私はそういうところに必ずカッコの印を入れます。
暗譜を間違えないように意識するところです。

教えていてそこに印がないと不思議でなりません。よっぽどの天才は別として、そういう印をつける習慣はつけておいた方がよいと思います。

指導を受けたことのある大西愛子先生は、譜面にA,B,Cとふっていき、レッスンで「ではBから弾いてごらん」というように途中から指示されたところから弾けなくてはいけませんとおっしゃっていました。

あいうえお、かきくけこ、・・・・というのも、あかさたな・・・を覚えていればすらすらいきます。

そういう考え方、頭の整理も必要です。

昔、レッスンしたことがある生徒さんで3ページめからと指示したら、冒頭からずっと頭の中でその曲を鳴らしている様子、1分以上も待ちました。これは問題です。

耳、目(視覚的に楽譜のどこを弾いているかを把握)、頭、体、すべてを連動させて暗譜をします。

そうは言っても私も年々新しい曲が覚えにくくなってきました。
覚えが悪くなるということは譜読みにも時間がかかるということ。

実はいま、慣れないジャンルの曲を練習しているのですがまるっきし遅くて自分で呆れています。

頭の体操にと練習しているのですが、本当に情けないほど上達が遅いです。
でも、ここでやらないともっと退化しそうなので亀さんのように遅くてもやります。

巨匠も忘れては、思い出すを繰り返していると聞きます。

あきらめずに進んでいきましょう。


2020年2月 4日 (火)

デジタルコンサートホール〜ベルリンフィル〜

デジタルコンサートホールの演奏を聴いています。

ベルリンフィルの演奏会が好きな時に聴けるというもの。
https://www.digitalconcerthall.com/ja/home

新しく就任したペトレンコ氏にはすごく期待していますし、こうして配信があるのはありがたい。

この間は新幹線で一時保存したマーラーの交響曲第6番を聴きましたが、なかなか難しい曲ですね。

私はマーラーが大好きで1番、3番、9番が特に好きなのですが、この6番はあまり聴き込んでいません。

まだ私の中では難解な曲です。

別の演奏会でベートーヴェンの3番のコンチェルトをバレンボイムが弾いているものがあります。

ピアノにはなんとBARENBOIMと書かれているではありませんか!

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初めてみました。
彼の楽器なのでしょうね。しかし、ここに自分の名前入れる?!

さて先程は、エマールのピアノでバルトークの3番のコンチェルトを聴きました。
思えば私にとってバルトークは「好きな作曲家は?」と聞かれた時に対象外に入る作曲家です。
嫌いではないけれど、好き、とか、自分で是非とも弾いてみたいと思ったことがない。
そうは言ってもこの3番の第3楽章は好きかもしれません。

私は調性音楽が好きで、それも特に5度→1度の終止形が大好きなのでそれがはっきりと示されないものには心惹かれないのだと思います。

それでも浜松国際で優勝したジャン・チャクムル君の弾いたバルトークの「戸外にて」を聴いた時には衝撃を受けました。
ものすごい世界だな〜、こんなことを音楽で表せるんだな〜と驚嘆したのでしたが、それでも自分の指でそれをなぞって体験したい、弾いてみたいとは露程にも思わないのでした。

演奏が素晴らしいことはわかる、作品が優れていることもわかる、でも、シューマンやショパン(他にもたくさんありますけど)を聴いた時に感じる胸キュンはないのでした・・・・

2020年1月30日 (木)

ベートーヴェンのコンチェルト

昨年秋にブラームス の2台のピアノのためのソナタなどでご一緒させていただいた田中美千子さんがベートーヴェンの4番のコンチェルトを演奏されるということで、東京芸術劇場へ行ってまいりました。

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今年はベートーヴェンの生誕50周年ということでベートーヴェンの曲が演奏される機会がぐっと増えていますね。

田中美千子さんの演奏に出会ったのはここ10年ばかりですが、その自然で歌心のある温かい音楽には大きな共感を覚えています。

この日も期待通りの素晴らしい演奏でした。
私も昔、台北国際コンクールの本選でこの曲を準備していましたが、若い時に勉強したものはかなり頭の中に残っていますね。

シフも5曲のコンチェルトの中で1曲選べと言われたら間違いなくこの4番を選ぶと言っていましたね。
いい曲です。また、弾きたくなりました・・・。

 

 

2020年1月26日 (日)

PTNAステップ in 桜木町

PTNAステップのアドヴァイザーをさせていただきました。

今回の会場は桜木町のKAWAIで、江口文子先生、海瀬京子先生とご一緒でした。

朝10:00〜夜7時まで、36組の方々の演奏を聞き、講評にペンを走らせました。

受験を控えている、試験を控えている、本番を控えている、という方が多くいらっしゃいました。

若い方が熱心に勉強することも嬉しいですが、それ以上に大人の方、音楽大学を出ておらず、ピアノに向かっていらっしゃる方の演奏にはびっくりすることがあります。

今回も素敵な演奏がたくさんありました。

音楽への愛に溢れていて、単に楽しくという自己満足の世界を超えてさらに高みへ登りたいという探究心を感じます。

講評を書く時にはお恥ずかしいことに漢字がすぐに思い出せず平仮名になってしまったり、とにかく思いついたことを早く書こうとするあまり乱雑な字になってしまったりですが、ステーションの方々の差し入れに助けられて?最後まで集中力を切らさずに書くことができました。

練習の時には自己批判をしながら進んでいくのですが、元来褒め下手なところもあって、私のコメントは厳しいのではないかと思います。
でも少しでもお役にたてたらと思います。

江口文子先生が講評の時におっしゃった言葉が印象に残っています。
「よい演奏というのは、その曲がいい曲だなと思わせてくれる演奏です。」と。

全く共感します。
きょうはそういう演奏がたくさんありました。

ありがとうございました!

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2020年1月15日 (水)

自宅レッスン

きょうは自宅にてレッスン。

小さいお子さんにピアノを教えていらっしゃる先生がいらっしゃいました。

少しでもよくしようと、何かを求めていらっしゃる、その姿に私も持っているもの全てを稼働させて応えるように心がけています。

そうやって深く音楽に入っていく、そのノウハウを考える作業はとても楽しいものです。

「そんな指遣いは思いもつかなかったです。楽です〜〜」と聞くと嬉しくなります。

 

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